2009年02月21日

::生き方::

などと,大上段に構えるほどのエントリではないけれどね(*^^*)親となり,子育て・子への関わりの難しさを痛感する局面に何度もぶつかってきたし,またこれからも壁を目の当たりにするのでしょうね。。

私も,最終的には教育学部の理科専修で,工学部の院生さんにお世話になりながら半導体卒論の部屋に在籍したけれど,すんなり教員への道を選んできたわけではありません。栄養生化学研究の学部に半年だけ通った道外れ…オフコースな人間(小田さんほどに,まるでポリーシーが素敵だったわけじゃないけど)。
「やっぱりなー,相手は生きている人間・ヒトに関わる仕事がしたいなぁ。それもちっちゃい子達の。。」って,教育学部を受験し直したわけで(笑)そのときは,父も母もびっくり,半分本気で音楽の道にも行きたかったし。という途方もないいい加減な娘でしたから。両親「なんで・・今更そんな。」と苦悩の表情ありありでした。・・苦笑

長男の浪人受験や,その後あえて薬剤師の資格にはこだわらず薬学研究に没頭する途を選んだり,次男のコース変更や,人の途・生き方に関して考え始めたりしていることにしても,「なんで今更この期に及んで・・。」と苦悩する主人と私。でも,思えば,私自身がそんな歩み方をしてきているんだなぁ・・と実感しちゃったわけです。主人も「理系に進むとよし」なんて高校の担任にアドバイスされながら,社会科学れきしがく〜なんて物の魅力・深みにはまっていって,最終的にバドに命を捧げているし(笑)

迷いはここそこに散在していて,どの道を選べば正解かなんて,だれにも,もちろんその本人にさえも分からないし,「ああ,これでよかったの‘かも’」と漠然とうっすら意識できればまだラッキーな部類なのかも知れません。

二十歳を目前にしている次男ですが,混迷だらけです。・・まだ甘い。我々夫婦はそう感じていたのですが,自分で一応の仕事をしながら,違った勉強をはじめ,免許も取得したいらしく「独り立ちしたい,家を出る」なんて言い始めました。そしたら次男,一昨日より発熱(笑)バイトには行くなんていてるけど。

私はハーフ世紀を生きてきた程度の人生しか歩んでいません。無難にまじめに当たり前に・・と子どもたちに切望してしまう。でも,子どもたち二人にとっては,これからまだまだ,それも,一番多彩に自分の生き方に希望がもてるとき。親の思いなんて,子離れできてない証拠なのかも知れませんね。

さてと。大きく深呼吸かな,とりあえず。母さんが私にしてくれたように。
子どもたちにとって,そんな母さんとしての砦でありたいな,ななんて。ね,母さん   ・・・(笑)
posted by とし at 14:26| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ::耀:ikiru:: | 更新情報をチェックする

2009年02月01日

::For you::

杉本竜一さんの曲をピアノで弾いていた。
NHK「生きもの紀行」のオープニングやエンディングとして採用され,小学校などの合唱曲としてよく歌われる。歌詞もメロディーも勇気がもらえる・・。伴奏をしながらうるうるしてしまったこともあった・・
【作詞・作曲】杉本竜一
「Believe」

たとえば君が 傷ついて
くじけそうに なった時は
かならずぼくが そばにいて
ささえてあげるよ その肩を
世界中の 希望をのせて
この地球は まわってる
いま未来の 扉を開けるとき
悲しみや 苦しみが
いつの日か 喜びに変わるだろう
アイ ビリーブ イン フューチャー
信じてる

もしも誰かが 君のそばで
泣き出しそうに なった時は
だまって腕を とりながら
いっしょに歩いて くれるよね
世界中の やさしさで
この地球を つつみたい
いま素直な 気持ちになれるなら
憧れや 愛しさが
大空に はじけて耀(ひか)るだろう
アイ ビリーブ イン フューチャー
信じてる

いま未来の 扉を開けるとき
アイ ビリーブ イン フューチャー
信じてる
 
「Tomorrow」

時の流れ いつでも 駆け抜けて 行くから
優しさだけ 忘れずに 抱きしめていよう
大空を 自由に鳥たちが 光の中 飛びかうように
夜空から こぼれた星くずが 波の上を 滑るだろう
tomorrow tomorrow
 また明日が 素晴らしい夢と 素敵なメロディー
 運んでくれるだろう
tomorrow tomorrow
 明日を信じて 翼ひろげ 飛んでみよう

風の中で 聞こえる かすかな 叫びが
誰かから あなたへの ほんとの気持ち
旅立つ あなたに伝えたい とまどいや悲しみを越えること
木漏れ日が 空にクロスして 虹のかけらに なることを
tomorrow tomorrow
 また明日が 素晴らしい夢と 素敵なメロディー
 運んでくれるだろう
tomorrow tomorrow
 明日を信じて 翼ひろげ 飛んでみよう

「この星に生まれて」
どんな言葉で 飾るよりも
生きるちからを 持ちつづけて
はるかな空には 虹も輝くから
つよく つよく 歩きつづけて
河はゆるやかに 時を旅する
広い宇宙の 風に乗りながら

Dreams come true
together 夢をすてないで
Dreams come true
together かならず叶(かな)うから
posted by とし at 21:44| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ::耀:ikiru:: | 更新情報をチェックする

2009年01月31日

::友::

竹馬の友。「正月休みに帰る」という賀状をもらったが,なかなか都合がつかなかったようで,先々週の土日に連絡があった。彼女は,私の実家の近所に住んでいた小学校からの親友である。中学校の部活は彼女の影響でブラスバンド部に所属し,高校までオーケストラなどの活動を共にしてきた。

全く気取らない才女で,関西の女子大理学部へ進学し,家電メーカーの研究室に就職し,そこでご主人と出逢い関西の住人となった。互いの結婚式に臨席し,互いの子どもたちの誕生を祝い,互いの親との別れに涙し・・こんなふうに不思議と人生の歩みに共鳴しあい,共感しあう仲になっていた。

私たちの通信手段は「文(ふみ)」と家の電話。ある意味科学技術の先端に関わる彼女だが,携帯電話やPCメールといったIT交流手段を肯定しない。その点,ネットの隙間に自分の居場所をのほほんと置いている私とは対極なのかも知れない(笑)

久々に彼女の実家を訪ね,彼女の母さんにお線香を。年老いて歩行に不自由をきたしている,でも相変わらず明るい笑顔の父さんにご挨拶。「お,全然変わらないねえ。」と威勢のよい言葉に元気もりもり(笑)

‘ゆっこさん’‘すーちゃん’互いの呼び名は小学校からのまんま。止まっていた時間が動き出す。ここ数年会えずじまいだったから,まるで時のギャップを埋めあう恋人同士みたいだ。。(笑)ああ,いろんなことがあったんだね。私もだよ。ちょうど子どもたちの歳もそれ相応になっていて,同じ悩みをもっているんだね。・・彼女の子どもは女の子二人,私の子どもは男の子二人(笑)あっという間の談笑。私もお姑さんの入院などでタイムリミット。おばあちゃん同士になっても,きっと繋がっていくんだろうな。
 ゆっこさん,ありがと。貴女に巡り会えて本当によかった。。
posted by とし at 09:04| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ::耀:ikiru:: | 更新情報をチェックする

2009年01月02日

::ひかり::

賀状の中の短い一言。とてもエネルギーをいただけた。もう十年近く前,理科部会の県の発表のときにお世話になった同じ研究班,今では隣町で校長先生をされている。
「私が欲しい先生のひとりです。我が町にどうですか?」
ああ,私は教員として今までやってきてよかったんだ。これからも教員として生きていこう。そう心に刻むことができた。
人は・・というより「私」はきっと,私っていう人間を必要とする人のために生きることが幸せ。そして,必要とされることが大きな生きる原動力。「私」という人間が,その人にとって何の存在意義も無くなってしまったら,ただ辛いだけだから。恋愛も同じかな(笑)

年末,部屋の片づけをしながら,ルーキーズの再放送をぼーっと観ていた。「先生!」最終回のワンシーン,野球部の生徒たちが顧問の川藤先生を心から慕う,いや希う一コマに胸を熱くした。「先生,助けて・・」そんな叫びを受け止められる教師は,なんて幸せなんだろうかと。・・(笑)もちろん,演出他ドラマティックな脚色だったけどね。「親」とは違う。「他人」なのに人を育てる職業。師弟関係には不思議な心のつながりが生まれる。

ちいちゃな子が,必死に助けを求めすがってくるとぎゅっと抱きしめたくなる。これは「本能」。母性本能なのだろうけど。結果として,助けには及ばなくても,でも,なんとか自分の力の限りを相手に与えたくなる。・・思い上がりかも知れないけど,享受みたいな感覚。

二十歳になった教え子から,毎年賀状をいただく。1年生のとき担任した子。彼女,引っ越してきたばかりで,毎朝昇降口で泣いていた。共働きの両親。代わる代わる朝休みを取り,彼女を送ってくる。離れるときに大泣きをしている。いつもそのご両親から彼女を受け取って,ぎゅっと抱きしめる。「だいじょうぶ。だいじょうぶ。」安心するまでずっと抱っこしてあげた。
「先生にはご迷惑ばかりかけたけど,小学校6年間が楽しい思い出になった。」

ああ,私はこの職業に就いてよかったんだな。我が子とのいろんな問題をもちながら,でも,それだからこそよかったんだな。母として,嫁としてはまだまだ失格かもしれないけど,でも,こうしてここに私がいることを幸せに感じてくれる。それだけでよかったんだ。
また,自分のペースで,自分のやり方で,一生懸命歩もう。

二日目,朝の光はとても目映い。
posted by とし at 09:15| ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | ::耀:ikiru:: | 更新情報をチェックする

2008年12月03日

::つながり::

新たな…というか,こちら「かぜの在処」ブログに再びエントリをはじめ(復刻版(笑)),何人かの新しいブロガーさんとの出会いがありました。うれしいな。で,リンクさせて頂きました(事後報告ですみません)。

もちろん,今までのお仲間さんもとても大切。ゆったりゆっくり,ブリーズ感覚で,折に触れ,かぜのようにささやかに交流させて頂こうと思っているけれど。

お互いに,多忙なこともあるでしょう。書き込みばかりに終始しなくても,そっとつながっていたいな。
posted by とし at 05:00| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ::耀:ikiru:: | 更新情報をチェックする

2008年11月09日

::流れ::

みなさんこんにちは,soraこととしです。またこちらにログをアップしようと思います。このweblogが一番シンプルなカテゴリ構成だし,シーサーさんのブログになれちゃってるのと,やっとバックアップのやり方(私流)をはっきりすることができたからです。

「ダウンしたままかな・・」と思っていた,日記プログラムをアップしてたフリーサーバーさんが偶然にも復活していて,全てあきらめていたログをDLができたこと,これが好転の始まりかな。新たにCGIを動かせるサーバーさんをお借りしたので,ログのバックアップも兼ね,日記CGI・HTMLファイルをきちんと管理しよう・・という気持ちになれたのです。

もう,人生の半分をとうに折り返している年になりました。自分の駄文も,いろんな所に散漫・書き散らし状態ではなく,コンパクトにしておきたいな,なんて気持ちになったことも事実です。う〜ん遺言みたいだな,なんだか(笑)

ってことで,またまた歩むよ,かぜの在処を探しにね。流れに任せてでも,煽られたり溺れたりしないように。
posted by とし at 15:29| ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | ::耀:ikiru:: | 更新情報をチェックする

2008年02月10日

::nagare::

::それだけで::
。.*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*
昨日は義母の誕生日だった
次男が照れくさそうに,バッグのプレゼントを渡した
「生きていて良かったよ」
そうひと言呟く義母
長男からはおめでとうコールがあった
来週ゴールデンウイーク帰省するらしい

。.*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*

それとは別に彼から
インターネットに関する問い合わせがあった
ひかりにするんだとか
そろそろ こだわりのお年頃なのか(笑)
専門科目も増え うれしそうだし
マシーンに関しては 静観中の模様

。.*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*

ながい間の瞑想
重い何かからやっと解き放たれた
軽やかに 全てをキャンセルできた
あっけなさに 微笑んでしまった(笑)
 またなちゅらるに もどった

。.*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*

しかし sora 宙 の空間はここに置いて
さりげなく 呟

。.*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*

2007-04-29 03:30:16

::めぐみ::
まだ 梅雨の入りのしらせも届かないが
しっとりと 生き物たちが息づく空気だ

春先の あの躍動感とは また違った
そんな生命の息吹のエネルギーが
そっとたなびいている
自然の恵みに感謝

もう 二度と迷いはしない
それが やっと自分に出した結論

メールに対するトラウマも去り
人として
静かに語り合うことができるようになり
温かな方の良心を
素直に受け取れるようになった
空虚な移転をすることや
ブログや掲示板への強がった書き込みや
素直になれない自分だったけど(笑)
人の心遣いに感謝

ご心配ありがとうございます・・
今度お会いし ご相談します
ご無理のないように
お互いに

2007-06-12 07:32:09


::いきる::
そう,私もそしてモニタの向こう側にいるあなたも
 いきている

伝える その伝手が バーチャルだとしても
それでも 私もあなたも
 いきている
私は バーチャルに 組まれた
プログラムの羅列ではなく
ましてや0と1の数字の組み合わせではない

 いきている・・

それを証したかった
それだけを確信したかった
ずっと

やっと解き放たれた

いきている私として
ここに 存在しているんだから・・
2007-06-15 07:41:04


::いのちを::
私は,TTという立場だ。保護者とのやりとりの摩擦から逃れ,純粋に教科領域の研究に携わることもできる。究極,指導の補助であればよい。気がとても楽になった。

昨年,辛くてたまらなかった。いろんなことが。家族のことも,職場のことも,子どもたちとのこと以上に保護者とのやりとりも,そして,自分自身の心も。いつかかってくるかも知れない悲痛な電話。おびえていた。研究紀要のいくつかの構想など,構築できる訳もない。私に平静などなかった。・・・思考や心情などに纏わるすべて,私の容量の極限をとうに超していた。ただ,辛くてたまらなかった。

眠れなかった。ふるえが止まらなくなった。涙が止めどなく流れて,現実であれ仮想空間であれ,人の心が見えなくなった。信じていたものが切れ,嫌らしい猜疑心さえ渦巻いた。我が子の心の在処さえ見失った。かけられる言葉が見あたらなかった。布団に潜ったまま,翌朝の光を見ることが怖かった。

立てなくなった。授業での教授したり,支援したり,指導したり・・そんなふだん何気なくやってきた言葉すらも,フォーマットされてしまった。キオク自体が真っ白になってしまうかとさえ思われた。ぷつっと,いつの間にか切れていたなにか。全ての燃焼反応を終えた白い灰。ヒトとして廃人に近かった。

母胎となる学年経営や,学級経営から離れられた本年度,そのまま漂うことを,そっと許して頂ける立場になった。懇談会もない。面談もない。ヒトとして関わりを持つと自然発生するクレームやら,摩擦的ストレスがない。フリー。

自分で止めていたサイトも,自然に復活できた。やっと,心の彩りや明るさの度合いを,自分自身で認識できるようになった。



・・でも,1週間だけ仮担任として教壇に立っている。
あるいのちが,母胎の中で亡くなった。私が,手放してしまった学年の,隣のクラス。本年度新たに担任になった若い女性。彼女の中にいつの間にか息づいていた,二人目の新しいいのちは,あまりに複雑な学年学級の抱えた問題,大変な子どもたちとのやりとりの中で,失われた。度重なる,心身の過労が重なってしまったからに違いない。

深い罪悪感でいっぱいになった。。。私が学年経営を続けていれば,彼女はこんな複雑な学年に配属されることはなかったかも知れない。そうしたら,新しいいのちは祝福されたこの世への誕生を約束されていたに違いない。

ごめんなさい。ごめんね,ほんとうに。

必死で,1週間の間にどうにかそのクラスを立て直したい。・・そんな思い上がり。空回り・・・。どうしたらいいのかな。
2007-06-30 13:51:23


::すすむ::
はじめの いっぽ

穏やかな
遅めの 梅雨の中
はじめの いっぽ

すすめるよ

感謝の気持ちを
そっとつたえて・・・

真っ白に
すべてを
真っ白に

むりをしないで
すすめるよ

ありがとう

ふりかえりはしない
2007-07-04 06:48:12
posted by とし at 14:53| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ::耀:ikiru:: | 更新情報をチェックする

2007年04月14日

::大変・・::

昨日は,職場の歓迎会だった。
定期異動により7名の転退職された職員に代わり,管理職・事務職員・司書・生活支援員・ワンツープロジェクトなど,様々なポジションの方たちをお迎えした。

この時期,オフィスの入れ物はそのままなんだけれど,人材の動きや,分掌の移動や,様々な少しずつの動きで,部屋の雰囲気までもが違ったものになる。今までの教室が,子どもたちの進級や担任の変更で,まるで違った空間になるのと一緒だ。

私のデスクも,少しだけ違う位置に動いた。今までは窓に背を向けて,オフィスの中を一様に見渡せた位置だったのだが,窓から一列内側の席になって,向かい合わせの男性職員の肩越しに,校庭の広がりや,子どもたちの動きが見える位置に来たのだ。

満開だったソメイヨシノは,少しずつ開花時期のずれる個体差のブロックごとにはらはらと花弁をまき散らし,花軸のみ紅色に残している。そのうち葉桜に遷っていくのも,時間の問題だ。勢い新たな体制になっていく組織と同じく,潔い散り際はやっぱり日本人で良かった。。。などとふと愛国心めいたものを漠然と匂わせてしまう。

サクラ・・TVで「男たちの大和」の映画を観た。撮影手法やキャスティングなど様々なレビューは在ろうけれど,通信兵だった舅が生き抜いてきた時代背景を,なぞる様にただ映るがままに観ていた。私は,やはり幸せすぎる時代に,恵まれた幸を自覚しないまま,目先の嫌悪感や習性や…の感情を増幅されて,神経や心を病むような生活を送っているだけか。生死の際に立たされた,究極の選択を迫られないで済む,人としての権利を享受されているのだから。晩酌の席,舅が孫相手に戦時中の話を何度も繰り返し語ってきた。ただの今昔物語にしてはいけないのだろう・・。その『フィルムの焼き直し』を,修復を思想や政治の戦略など抜きにして,「人として」引き継がなくてはならないはずだ。。

「戦争を知らない子どもたち」と声高らかに歌いきった「団塊の世代」の面々も老い,定年を迎えた後の生き様の選択を迫られている。不思議なものだ。70年代安保闘争の大変難しい理論を側めに,私たちのような,少し後から産まれた世代は,三無主義,事なかれ主義世代となった。学生運動などに心血を注ぐ意味がよく理解できなかった。純粋にカガクギジュツを信奉し,抗争や闘争などを極力避けてきた。で,何を,どう生きてるの?。。と究極の問いを迫られても,「あの。。平和で幸せなら。」とほのぼの系の答えに言葉を濁す。しかし『幸』とは深層に迫る心の動きだが。

『大変だ・・。』職場にあって私はなんども呟いてきた。
「えー!もう締め切りなの?まにあいっこない。」
「また,そんなことをして・・,すぐに現場に行かないと。」
「家族のことも両立なんてできない。組織に迷惑はかけられない」
・・・たいへん・たいへん・・

昨日の宴の席で,新任の管理職のもと,お酒を注ぎにいったときのことだった。
「soraさん,『なんでも自分一人でできる』あるいは『やれる』と思い突っ走しれる時期もある。でも,人生歯車が噛み合わない連鎖を迎えてしまう時期もある。私もそうだった。貴方にとって,それが『今』なのだろう。焦ることはない。組織に甘えることだ。というより,今まで『自分でしてきた』と思ってきたことも,何人ものスタッフが支えてきてくれたことに気づかなくてはいけない。そして,人の創るその輪に甘えてもいい。その代わり,恩返しは下の世代にすることだ。「大変だ」って思うことはない?よく漢字を思い浮かべてご覧。『大きく変わる』って書く。『大変なときは,大きく変われるとき』なんだよ。」
返杯されながら仰った。

ああ,ふと,その一言で救われた気がした。全てを。今大変なときかも知れない。大きく変わっていこうじゃないか,良い方に,ポジティブに。そんな気持ちでグラスが満ちた。

・・・あ,私はあんまり飲まない。ウーロン茶だったんだけれどね(笑)
posted by とし at 09:10| ☁| Comment(6) | ::耀:ikiru:: | 更新情報をチェックする

2007年04月08日

::A happy new school year!::


新年度 明けまして おめでとうございます。
本年度も宜しくお願いいたします。
平成19年度 卯月元旦


まさに弥生3月は師走であった。教員にとって恒例の師走は,年に2度訪れる。学年度末の殺伐たる校務分掌・事務書類の整理や,仲間達とのやむを得ぬ別れや,子ども達との節目をちゃんとケジメを付けることや・・・。その他,家庭人としてわが子達の新年度の準備なんていうのもある。新年度おめでとうに因み,いくつかの雑感を(笑)

■■
職業柄,小さいお子さんのママさん達のサイトをいくつか拝見することがある。新学期のこの時期よく更新できるなあ・・と感心する。一体どう時間を捻出して,懇切丁寧に時評などしているんだと言うこと。リンクを辿れば,HP,ブログ,MIXI,様々なサイトにておしゃべり。記事をアップするのに,数十分ですむはずはない。エントリのためのネット検索にだって,それ相応な時間が費やされるはずだ。そして・・他人の子育てを批判的に言及するないなや,自分の子どもや家事はちゃんとやってますよ・・という画像までアップしている。一体この人達はなんのためにサイト更新をしているんだろうと,とんでもなく余計な心配をして,つい苦笑してしまう。どれだけの時間が費やされていくものだろう,その間,我が子のための時間が無意味に流されて行くじゃないか・・・。お子さんや,ご主人や,家族のための時間は取り戻せないよ・・老婆心ながらのひとこと。ただ,虚しいけど,そうしたおしゃべりが,彼女たちを表面的にも救っている場合もある。女の井戸端会議・・MIXI的コミュニティ,これも時代の流れなんだろう(苦笑)

って,なんか偉そうだけど,実はネット依存的だった私が,一時期陥っていった「HPは自分の部屋できれいにしておきたい症候群」。HP=「想い出づくりの部屋」。しかし,脆くもぱらぱらと崩れ落ちてしまいそうな,ガラスの部屋になってしまう危険性も孕んでいる。まさに危機感として共感してしまう部分ばかりだから。

多分に性別や年齢を問わず,こうしたネット依存は蔓延しているに違いない。メールにしても,多少のタイムラグさえ「どうしたのsora?,ちょっとres対応が遅かったけど,私,何かいけないことしちゃったかな・・。」そんなお返事をもらったことがある。残念ながら,技術の進歩たる「時間の短縮」は,心の余・暇・ゆとりさえせせこましく狭めてしまっているようだ。誕生日,妹と何人かのネット友達からおめでとうメールをもらった。勿論「タイムリーにお祝いが届く」ことのうれしさありがたさもある。けど逆に頂けなかったときの寂しさ・・ふと“そのこと”ばかりに拘ってしまっていた自分も,なんだかなーと虚しくなったことも否めない。人って自分勝手な生き物だしね(笑)

ただ一人,奈良に住まう竹馬の友とは,書面のやりとりだけだ。気の向いたとき,季節の香の便せんに,一筆さらりと認めるくらいだけど,時に野草を押し花なんかにしてね。「ね,元気?お嬢さんどうしてる?うちの息子ったらね・・」という具合に。おかげで,旅行に行くと,そのご当地一筆箋を自分の土産にしてしまい,便箋の類収集は私の趣味になってしまっている。彼女に充てた書面だけは,いつまでも,彼女と過ごした青春時代の名残のままだ。互いに,もう「天命を知る」年齢に近づいているにも関わらずである(笑)

■■
時節柄,サクラの花に感傷的になる。今日などは,はらりはらりと花弁が散る様に,言いようのない無常感さえ引き連れてきてくれるのだから。・・ああ,年をとってしまったってことね。はいはい。
人生五十年といわれた。
われ十有五にして学を志す(志学) 三十にして立つ(而立)  
四十にして惑わず(不惑) 五十にして天命を知る(命知) 
六十にして耳順う(耳順) 七十にして心の欲する所に従いてをこえず(不踰短)

・・・私の実の両親はすでに他界しているが,主人の両親は健在であり,まさにこの論語に示唆されたことを全うに生き抜いてきた人たちなのでは・・とそんな真っ直ぐさを感じる。対照的に,今の50代,様々な面で大人になりきれてないんじゃないかな。そうそう,主人も私もそんなお年頃。長男が二十歳を迎え,すでに孫がいても,いっこうにおかしくない年なんだもの(笑)なのに,不惑なんてほど遠い我々夫婦だ。いつになっても,目の前の子育てにさえ,迷いっぱなしだから。でも,それでもススメ ススメ・・前へ前へと追いやられる。時空だけは無情に推移してってしまう。。

■■
さて,明日から新学年の新学期 始業式。校務分掌,担任発表があるまで,私の正体はヒミツである(笑)いろいろ,新たな気持ちでススメ ススメ・・。
posted by とし at 15:35| ☁| ::耀:ikiru:: | 更新情報をチェックする

2007年04月04日

::爽::

どうせ 新たな出発をするのなら 颯爽と進めばいい
たいへんだ 苦しいと めいっぱいな自分を
幾度 カミングアウトしようと
状況なんぞ そう容易く 変わっていくものじゃあるまい

ときに 人は脆いものだから
ぽろっ と本音を吐き出さずにはいられないだろうけど
その状況下に置かれてしまった以上
その範疇で生きていくか あるいは
そのルーチンを切るか
どちらかしかないだろうし
ルートは改善できる可能性も 含んでいるだろうし
 
とりあえず 努力は人を裏切らないって 私は信じている
そう易々と 成果が顕在化する訳もないし
結果 苦しんだのに なんにも変化なーし
ってことも ままあるだろうけど

でね
ひとの 思いくらいは 大切にできる人に
ってことが前提だけど・・
小学校の 道徳みたいだな(笑)
気遣いや 静かな思い遣りを
ずっと あたためていてくれた ひとのもとに
やっぱり還っていくものなのかもしれない
わたしも そっと 大切にしたい
還るよ その場所に

ああ,そこが かぜの在処なのかもしれない
posted by とし at 08:32| ☁| ::耀:ikiru:: | 更新情報をチェックする

2007年04月02日

::素敵なこと::

様々な生き方がある。我が次男も,新たな自分の途を見つけた。彼はある職業に魅せられ,一刀両断,未練たらたらの親の見栄などそっちのけ,新たな途を進み始めた。

元来ボヘミアンで風来坊な自由人の彼である。私学の特進科という進学ばかり目指してのカリキュラムには,息が詰まってしまい,自分も見失ってしまっていたのだ。0時限目から7時限目まであり,放課後も膨大な課題に追われていた。真っ青な顔をした同級生たちも数多い。やめていって,違う学校に転学をしたり,心を病んでしまったり。。。私学の徹底したカリキュラムについていける強い意志の持ち主なら,相当の成果が上げられるに違いないが,我が息子にはそれができなかった。

でも,私に似て意地っ張りなやつである。最後の意地で,理系の証に,数学と物理の学年末試験の点数はおお・・っという点数を一気にしとめてきた。おいおい,こんなにがんばれたんじゃないか・・そういえば,1年の頃は英語科にしても表彰されたこともあったっけ。過去の栄光ってやつだけどね(笑) でもあらためて,彼の生き方に脱帽した親たちである。K,君らしいよ。

そうして・・・もう一つ大きく途を変わられた方がいる。Kの担任の先生である。ある程度,特進クラスの担任として,実績を上げてきた中堅の先生だった。情熱的で,Kの様々な悩みにも,涙の出るほど,親身になって関わってくださった。そして,母親の私の気持ちも,痛い程汲んでくださった。
「お母さん,そんなにご自分を責めないでください。Kは自分なりに葛藤し,自分を見つけようとしているんじゃないですか。お母さんがそんな風に涙を見せちゃいけない。ご自分を責めちゃいけない。」
「先生,私がいけなかったんです。自分の子も育てることができない・・・」自分の仕事のこと,家庭での関わりなど自責の言葉を並べ,思わず思いあまって,涙したときのことだった。彼は適切な言葉ではなく,黙って頷いた後,そう低くつぶやいた。年下の30代の教員の方に,そんな風になぐさめて頂いた。教員としてではなく,保護者としての示唆をもらった。

そして,実はその彼は,この春から小学校の現場にトラバーユした。正式採用ではなく講師としてである。今まで,私学の進学コースの物理教員。それも,進路指導の実績をきちんと築いてきている,中堅の優秀な教員だった彼。その途を,鮮やかに切り,新たに求めたのは,なんと,初等教育の途だった・・・。
「お母さん,今度は僕があなたに,お世話になる番です。
 息の詰まる進路指導の毎日,そしてお母さんの生き方・・。
 いろいろ考えました。僕にも子どもがいるから(笑)」
照れくさそうに微笑まれた。

ああ,素敵だ。
いろんな途を歩む勇気。K。あなたは本当に素敵な担任の先生に巡り会えたんだね。T先生のためにも,もう迷っちゃいけない。私たち両親もだけれど。。

そしてT先生。新たな人生の途,まっすぐに進んでください。Kは,そんなT先生の後ろ姿をきっと追いかけていける。迷ったとしても,きっとまた新たな途を探すことができる。心から感謝です。
posted by とし at 19:37| ☁| ::耀:ikiru:: | 更新情報をチェックする

2007年03月30日

::餞はなむけ::

さようなら

それぞれに

それぞれの路を

スタート

感謝でいっぱいだよ
ありがとうまゆ嬢
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2007年03月29日

::はるがきた::

昨日,箱根方面の旅から遅くに帰宅した。箱根路を疾風のごとく走り抜けるように下見をしてきた。登山電車のスイッチバック,箱根の森美術館の散策,ケーブルカーからロープウエイ,大涌谷の強烈な硫黄と黒卵(笑)芦ノ湖の海賊船・・そしてリニューアルしちゃった関所跡。・・・方向音痴にしたら,なかなか上出来,ふふ。。山の上は,まだ桜がぽっとほころび始めたくらいだった。

そして,まゆ嬢とのデートは,とても有意義だった。いろんなお話もした。上げ膳据え膳のおいしい夕餉の後,露天の濁り湯に浸かって,後はもうぐだ〜っと眠るだけだった。でも,よなよなピロートーク。というと怪しい響きだが,女同士のピロートークっていうのも乙なものだ。世代を超えて,世間話から,教育のこと,人の生き方のこと,昔のラヴストーリー(笑)に至るまで・・そんなこんなの話が延々続いた。
子育ての話も・・。ちっちゃなお子さんのいる彼女の兄様はアメリカ勤務。多分帰ってきても,学生の頃の北海道支社勤めなんだって。家の妹の旦那さまも巴里勤めが続き,弟もアジア系放浪の仕事。いつの間にか,仏や米国やアジアンな話になった。私の学生時代,彼女の学生時代・・ああ,この子はそんな風に育って,幸せな中とっても優しい素敵なお嬢さんなんだな。ってね。異動が決まり別れ際初めて聞いたお話ばかり・・[そうそう,誰かまゆ嬢,お嫁さんにもらって頂けませんか?soraの折り紙付きです。・・PR(笑)]

そして本日,日直さん勤務である。残務をしようと張り切って出勤したのだが,どうしてどうして・・目論見は見事外れてしまうものだ(笑)お茶入れ,お昼の注文,お客様の接待,電話番,お花の水やり,ウサギさんの餌やり&飼育小屋掃除・・・あっという間に一日が終了してしまった。

ふと,日直業務の手を休め,校庭に目をやると,庭先の桜がこれでもかって言うくらい,咲き始めていた。はるうらら・・もう其処まで来ちゃったよ。入学式まで散るのは待っていて欲しいな。。。

でね,下見はとっても楽しかったです。ん?なんだか,教え子の日記みたいなエントリになっちゃいました。
posted by とし at 18:34| ☁| ::耀:ikiru:: | 更新情報をチェックする

2007年03月25日

::さて::

私の進む方向が見えた。
主人も身を呈して進まなくてはならない場所に。
息子の進路もはっきりした。
全て刷新だ!すっきりと。爽快・・・。
過去は過去として,笑顔で振り返ることができる。
そして,家族の温かさ心にしみる。
主人のぬくもりを今更ながら感じた。

昨日,主人が教え子の結婚式に行って来た。
バドのもと女子主将の式だった。
担任した訳でもないが,部活での関わり
主人の思いを,彼女はずっと暖めていてくれたのだろうか・・。

教育には,いろんな形がある。
いろんな関わり方もある。
私は,次のステップに進むよ。
子どものため,子ども達のため。

さて,進もう。・・・そこにかすかな香と一輪の花。
posted by とし at 13:27| ☁| ::耀:ikiru:: | 更新情報をチェックする

2007年03月08日

::oppressive::

何も変わらないだろう
力で圧している限りは

児童指導の会議中 
私らしくもなくムキになって
 その子のアウトラインを支えてるものが
 単なる抑圧だったら 
 なんにも変わりはしない! と
 生温さではない! と
反論していた・・・

たった10年ぽっちの間に
駆け抜けてきた その途
想像を絶する 生き様

もう いいから
決して 甘えではないはず
 いや 甘えてもいいはず

彼を変えるのは 自制
温かさに支えられた 自律
外側からの プレスではないよ・・

叩かれることの恐怖は
心を変えることはできない

時間はかかっても
私は
私は寄り添っていたいと思う
手を添えるでもなく
そうしていたいと思う
毅然と そう思った
posted by とし at 07:47| ☁| ::耀:ikiru:: | 更新情報をチェックする

2007年03月05日

::good times & bad times::

昨日の朝,玄関の呼び鈴の電子メロディーがなった。休日で雑駁な普段着姿,しかもノーメークのまま,階段を転げるように急降下しとびだすと,そこには優しそうなおばあちゃんが,紙の手提げを抱えて立っていた。

「先生?ですよね。いつも孫がお世話になって。先日も海浜のお泊まり学習ではいろいろと・・・」と深々と頭を下げ,微笑んでくださった。 教え子のおばあちゃんだった。海浜学習,発熱でどうしても参加できずにいた女の子の。彼女には,自然の家からクラスの仲間ではがきを寄せ書きし,ちょっとした小物を土産に手渡した。だって,とっても楽しみにしていた行事なんですもの。・・どんなにか…と思ったから。
「実は,この路地いつも行き来してるんですよ。孫から住所を聞くと,先生のお宅。これ,家の庭先で作った野菜なんですが・・。」と,先ほどの紙の手提げ。中を覗くと,里芋と冬菜,そして背丈の低い柔らかそうなネギだった。

私の住む町内は,静かな住宅街だ。細い路地を入ったところにある。その往来も限られているはずだ。その中に,教え子のおばあちゃんがいたなんて,なんて言う偶然。

「お休みでも,お忙しいんでしょうね。本当に日頃のご指導,いつも感謝しているんですよ,家族みんなで。」
「あ,い,いえ,どうも…。その,本当にすみません。あ,ありがとうございます。」
いろんな思いが,一気にぐるぐる。いつもの通りの慌てぶり,動揺して言葉が整わなかった(笑)

そうだね,私の教育活動なんて,ちっぽけなたったひとつのことにすぎない。夜中に頂いた痛烈なご批判もひとつで,こんな,うれしい共感もひとつだ。。

さて,ひとの歩みや人生も,きっとそれと同じなんだろう。いい日もある。悪い日もある。その何気ない偶然みたいな繰り返しが,いつの間にか重層化され,いずれはコンセプチュアルななにかに昇華されるのかもしれない。

その人のやり方や,生き方をかえていくのは難しい。表面上なんにも変わることが顕在化しないかも知れないし。けれど,見方を変えることぐらいはできる。。。
一貫している「普遍性とオリジナリティ」についての小田さんの見解「今日作った曲は,明日作り直せば,たとえ人が似ていると言っても,全然違った曲になるんだ。それを自分自身が信じることができるか」・・・
そうだよね。「信じる」こと。盲信ではなくて,真摯な自信を持ちたいな。

おばあちゃん・・ありがとうございました。今日の我が家の夕餉は,けんちん汁と,里芋の味噌田楽になりました。
posted by とし at 03:24| ☁| ::耀:ikiru:: | 更新情報をチェックする

2007年03月04日

::弥生::

我が家は,男性が2/3を占める。私と姑の二人だけが女性。子ども達は男の子兄弟だし,ひな祭り・・桃の節句には何のまつりごともない。当たり前だけど(笑)

この時期になると,実家で祝ってもらった,ささやかなひな祭りがよみがえる。母とともに,小さなひな人形達をガラスのケースに並べたシーンや,蓬摘みをし草餅をこね,祖母とともに丸めた触感は,この春の香の匂い立つ空気とともに,毎年繰り返し胸に彷彿とする。まるで,季節の推移が課すオブリゲーションのようだ(笑)

ちらし寿司&はまぐりのお吸い物・ちょっとした雛飾り等々,桃の節句をこっそり忍ばせ,ひな祭りを秘密裏に断行させるのである(笑)・・といっても気づかぬ男性群を前に,「こっそり感」は消滅し「あのね,今日はおばあちゃんとお母さんの日なのよ。」とポーカーフェイスのできない私(笑)::pink-collar::の画像にそれとなく覗かせた壁掛け。これも,桃の花を縁取ったおひな様である。いくつになっても,女性は少女でありたいと切望する部分があるのかも知れない。たとえ私が老婆になったとしても,そうありたいと思う。

私など「桃の節句ではなく,端午の節句が休日に昇格するって何?やっぱ,男の子は偉いって訳? 」と,ごく一般な物言いをした。しかし長男の言は「『端午の節句』は「こどもの日」両性に関わるんだもの,女の子は2度祝ってもらうことになるじゃないか」・・である。なるほど,とらえ方も様々(笑)

・・『ジェンダー』という概念が一般化して以来,教育現場では「男子も女子も関係なく何でも同一化させれば良い。」といった誤解に基づく大雑把な解釈が横行してい面もある。まるで性差自体を悪者扱いすることを善しとするような風潮。フェミニズムも混入し,余計に問題を混乱させているのかも知れない。


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posted by とし at 13:13| ☁| ::耀:ikiru:: | 更新情報をチェックする

2007年02月20日

::かぜたちぬ::

すんなりと飲み込めた気がした。(笑)
人柄はそれとなく文体に漂い,真実は自然とその言動や筆致に滲むものだ。今まで,私の思考や心象のほとんどを占めてきたある存在が,虚にも似た,バーチャルそのものだったことを分かつことができたから。私自身も,逆の対象にとっては些少な存在でしかなく,誰にでも差し替え可能なrefillだったのだろうな・・。何のことはない,一笑に付すことができた。しかも,いとも簡単に,至極痛快にだ。もう,戻らない。コミュニケーション能力とか,人間関係云々以前の問題だ。奇しくも今日は私の誕生日。よい契機になった…。

そして吾子へ
わが子を『見守っている』と信じていた吾の言動・・・
・・単に,無言にしてなお言葉の幻影さえ伴った,
茫洋,いや漠々とした母からの呪縛だったのかも知れない。
吾子にとって底知れぬ重荷・・さぞや重かったろう・・・。
吾子も,同様に吾もまた,解き放たれよう,今。

 風立ちぬ,いざ進めやも。。。
ああ,今 風が立ったよ…さあ,進まなくてはならない(・・いや進めぬ)
堀辰雄による,バレリーの詩の和訳ではないが,
()内の反語のニュアンスは,言葉尻どうでもよいということで(笑)
ソフトブリーズの下,ささやかに ススメヤモ イキメヤモ・・・

次男が,一通りの「我が途」を静かに見つめ,
進路を具体的にかえるための,葛藤に至った。

長かった。
親としても現実から目を背けてしまいそうになり,
それこそ 目先の何かに囚われていたのだが
ふと そこに 一陣の風が立ったように
何物かを浚っていってくれたのだ。
posted by とし at 20:35| ☁| ::耀:ikiru:: | 更新情報をチェックする

2007年02月18日

::壊::

昨日市の環境祭りがあり,そこで6年生の子ども達のプレゼンを行った。金曜日海浜学習から帰ったばかりで睡眠不足が続いたが,だめ押しに,レジュメを必死に打ちまくりボーーっとした中の引率だった。

ひょんなことからある観測プログラムに参加できたこと,今までの自分たちの4年間の測定考察,後輩に譲るべきもの・・・4月から中学校へ進学し,母校となる今の学舎での環境学習,総括的なものと,こだわり続けてきた些細名部分と,一生懸命伝えることができた。

・・壊。
環境破壊・・どれだけの危機感を人々は持っているだろう。自分自身の命に関わっていることとして,とらえているのだろう。子ども達のひとつひとつの投げかけを,大人達はしっかりとキャッチしているんだろうか。

ある意味,宗教がかったニセカガク的環境保護団体も存在しているため,一朝一夕に環境問題を一面的に言及することはさけたい。しかし,こうも顕著に温暖化が進み,生態系にまで影響が及び,「今までのやりかたで どうにかなってきた」という事実は,がたがたと足下から崩壊してきたのかも知れない。

環境保護・環境保全・・・といってももうすでに手遅れの段階なのか。恐竜たちが滅んでしまった原因は,様々な憶測で推し量るのみだが,多分にヒトも同じ過程を辿っているように感じる。しかも,自業自得の閾値内で。おおよそ,数十億年の流れの中での,人類の滅亡など,微々たる年輪の一皮にすぎないだろうし(笑)

温暖化が,いきなり加速度的に顕在化してきている中,その環境の変化についていけない種は,諸に減退していってしまうのだろう。人間の強欲のための被害種は,多くの数を数えることとなるのか・・・。しかし,その環境の変化に適応していきながら,種を延々存続できる物たちもいるはずだ。ゴキブリくんたちもその一つの種だろうか(笑)ヒト自身はどうなんだろう。

・・もう一つの身近な壊。
プレゼンメンバーの子ども達と発表機材を乗せるために,私のワゴンRくんでは許容量を超えてしまう。なので,いつもの如く主人のワンボックスカーを拝借し,会場に向かい,いつもの如く子ども達を自宅に送り届けた。

その帰り,ちょっとばかり狭い路地の方向転換の際,バックで右後方のウインカー部分を思いっきり電柱にぶつけてしまった。ナビモニターの死角だったようだ。実際に目視しなかった自分を悔やんだ・・。赤いランプカバーは,脆くも ぱらぱらと電柱の脇に落ちていって,バンパーも歪んでいた。声も出せなかった。呆然とした後,ケータイでどうにか主人に連絡を取っていた自分に気づいた・・(笑)
「おーちゃん,ごめん。こわれちゃった。どうしよう。」
涙が出てきて止まらなかった。なんだか,今まで必死に堰き止めていた何かが,一気に崩壊はじめた気がした。
「よかったじゃないか,soraはげんきなんだろう。それでよかったじゃないか。」
「ごめんね。ほんとに。」
「ま,レジアス以来のダメージって訳だな(笑)」
そして,ははは・・と笑い飛ばしてくれた。余計に涙が出た。

お店に最後に残っていた,代車真っ赤なマーチが届いた。一週間,治療入院になった主人の車。さらに気持ちが沈んじゃった。。

・・・でも,長男が杜の都から,ひょっこり帰ってきた。そして,ぼそっと肩たたきしながら言った。
「かーさんが無事でよかったよ。ね。」
その言い回しが,あまりに主人そっくりで,思わず笑ってしまった。少し復活。また,がんばろうかな。

そう,きっと切り替えが必要なんだな。今のチキュウにも,今のワタシにも。
posted by とし at 13:00| ☁| ::耀:ikiru:: | 更新情報をチェックする

2007年01月31日

::南奔北走::

昨日 息子とともに高速を南下した
あてもなく 然したる目的もない
ゆるりと 微笑 訳もなく 延びしろへと

ひかりは いきなり燦然としすぎていて
ひかりに 届かないくらいの そんな速度の中で
相対性理論のような そんな時間の止まった移動箱の中で

刹那的?(笑)
  いや
そんなドットの連続が 線となればいい

上の子は 北へ 田舎へと行きたがる
下の子は 南へ 繁華街へと行きたがる
以前彼らを繋いでいた それぞれの臍の緒は
同じ源 私の母胎に結んであったはずのもの
まるっきり異なる何かを 彼らの種に譲ったのか

下の子は Iモードを解約した
私は ネットの一切を 振り出しに戻した
そんなことで 人と人との繋がりは
切れるものでもないが
何か 意識化された目安を
彼も私も求めていたのだろう

そして またいろんな障害も 現存としてある
眼をしっかりと見据え 凡て受け止めなくてはならない
 そらさずに・・・

デモネ ユックリ ススメバ イイサ
 爽  風は 吹き始めている
  空気の 流れは そうして創られる
posted by とし at 09:45| ☁| ::耀:ikiru:: | 更新情報をチェックする
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