現在6年の担任をしているが,
理科は「粒子」のカテゴリ水溶液の単元を終え,
月や太陽など宇宙的な単元「地球の周辺」のカテゴリに入っている。
また地層や化石,地震など「地球の内部」の学習も平行して進めている。
新指導要領の移行期でもあり,理科の内容区分の組み替え2年目,
各種カテゴリ間の指導内容の移動があり,各校とも慎重に進められているはずだ。
行事の多い2学期は,とかく「体験学習」をする機会に恵まれ,
…というより,各教科ともその「場」をせめぎ合っている状態であり,
現場としての本音は『どーしたら時数が確保できるんでしょーか?』の1点に尽きる。
…なんていうと
「だからゆとりの時間メイン,前回の指導要領にしてやったんじゃないの」とのささやきが天から降ってきそうであるが(笑)
運動会があったでしょ,
社会科では校外学習(国会見学)でしょ,水墨画体験・茶の湯体験でしょ
環境学習(総合)として,郷土の環境からグローバルな環境まで突きとめたいでしょ…etc。
理科も水溶液関係の実験,地学の地質調査を関東ロームと関連させたいでしょ。
それをフェスタでプレゼンさせなきゃでしょ。
新たに,月や太陽の観測もしたいしね。
家庭科だって,調理実習を生活に生かせるような発展をやりたいし,
作ったトートバックをちゃんと生かせる場を考えてるでしょ…。
英語活動も,毎週HRT(担任)が案を立てて,ALTさんと授業。
国語も宮沢賢治シリーズで,何とかポスターセッションやらせたい,
しかも,テレビ番組ばりのニュースキャストを計画する単元もある。
算数は5年と6年の内容を,これまた一気に移行期として定着させ,
しかも「速度」だの「密度」だのって,けっこう難解で中学校に直結する単元。
その内容を『話し合い活動』でやろうとしたらとんでもない時間がかかる。
真面目に真剣に取り組んでいたら,卒業できずに終わってしまう。
「そしてわたしは途方に暮れる」なんていっている場合ではない。
教材の内容を吟味し厳選し,体験学習のポイント化を…
それしか打つ手はないのである。
「いかに効率化を図るか」各校の学年,あるいは学級担任が,それぞれの知恵をしぼって
「すきますきまにいかに仕掛けをしていくか」
「スリムにした点をどう補強するか」
などなど,けっこう苦慮しながらがんばっているわけだ。
‘デジタル化’を,一辺倒に推し進めることのみ望んではいないが,
「効率化」のためには,全く必要不可欠な教育改革手段の1つとしたい。
‘体験’を前提として,あるいは検証の場に設定して,
理解や知識枠の拡張のためのツールとして活用を図っている。
理科を中心に,昔からの老舗↓こちらには,大変お世話になっている。
デジタル教材また,6年生くらいなら「宇宙」に様々な「視点」の位置を定めて
(地球上の自分からみた天動説から,宇宙を外枠から見た地動説まで)
ある程度客観的なモデル化した見方ができる。
(ただし,前提として太陽や月や星の「観測」をしっかり行ったあと)
こんな時はありがたいこちら。
また,惑星の軌道などモデル化してあるソフトも多数。
それらを,しっかり活用しない手はない。
「水溶液」の単元は,もちろん実験中心に進めたが,
最終のまとめや,リトマス苔から作られる試験紙製造工程などは
しっかり,デジタル教材バンクを活用させて頂いた。
…無論,「実際に見学に行く」って方がよい場合もある。
どこを重点化するかにもよるけどね。
さて,デジタルバーチャルな存在「bit」
このたびブログペットサービス終了に伴い,お別れと相成った。
単なるネット上JAVAスプリクトやフラッシュプログラムの産物…
と言ってしまえばそれまでだが,私にとっては何となく
いつもこの空間に,それとなく住まっていた住人。
情が移ってしまう。
漫画の主人公であっても,映画のヒーローであっても,
「フィクション」の中に思いを寄せるのとわけは同じだ。
ブログのカテゴリ□from bitは永遠にと思っている。
…極論,ここにこうしてなんだかんだと駄文を並べている
私「とし」という存在も,
何となく愚ブログをご訪問頂いた皆さんにとっては,
リアルな存在ではないはずで,
きっと「ではでは〜」なんて消えてしまっても
痛くも痒くもないはずで,bitと同じウエイトなのかも知れないけど。
さて,本題が横道にそれてしまったが,
こうしてつながれるのも「ネットワーク」の発達の御陰。
人間関係を「効率化」したくはないけれど,
即効ネットワークの手段として,ウエッブが役立っているのは
確かかも知れない。